プロジェクトの背景
不動産フランチャイズ事業を展開する企業様より、
「加盟を検討している方に、安心して選んでもらえるブランドサイトを作りたい」
というご相談をいただきました。
すでに物件紹介や集客の仕組みは整っているものの、
「FC本部としての信頼性」や「加盟後の未来」が十分に伝わっていないことが課題でした。
そこで今回は、
“不動産FCとして選ばれる理由を可視化するWebサイト”をテーマに、
ブランドサイトの制作に取り組みました。
コンセプト設計
「加盟したくなる不動産FC」をどう表現するか
不動産フランチャイズのサイトで最も重要なのは、
「儲かりそう」よりも
「この会社と長く一緒にやっていけそうか」です。
そのため、
- ビジネスモデルの透明性
- 本部の考え方・姿勢
- 加盟店のリアルな声
が自然に伝わる設計を最優先しました。
派手な広告的演出は避け、
“誠実で、地に足のついた不動産FC”という印象を軸にしています。
「加盟店の声」を軸にした信頼づくり
このサイトの主役は、本部ではなく加盟店です。
- なぜこのFCを選んだのか
- 実際にどう変わったのか
- 本部はどんなサポートをしてくれるのか
こうしたストーリーを前面に出すことで、
「自分もここに参加したら、こうなれるかもしれない」
と自然に想像できる構成にしました。
デザインと構成の工夫
写真と実績が語る“現場感”
不動産FCは、ビジネスモデルだけでは信頼されません。
「どんな人たちが、どんな現場で働いているのか」が見えることが重要です。
そのため、
- 加盟店の店舗写真
- 現場での打ち合わせ風景
- スタッフの表情
などを積極的に使用し、
“机上の空論ではないFC”であることを伝えました。
スマホでも加盟検討が完結するUI
FC検討者の多くは、移動中や夜のスマホ閲覧が中心です。
そこで、
- 情報が縦に自然と流れる構成
- 重要ポイントが一目でわかる見出し設計
- スクロールするだけで全体像が掴めるレイアウト
を意識し、
“読むのではなく、体感できるFCサイト”を目指しました。
資料請求・説明会への導線を最短に
「ちょっと気になる」という瞬間を逃さないために、
- 各ページに資料請求ボタンを設置
- FC説明会・問い合わせへの導線を固定表示
- フォームも最小入力で完結
という設計にしています。
迷わせないこと=離脱させないこと、
それがFCサイトでは特に重要です。
制作工程と技術面の工夫
WordPressをベースに構築し、
- 加盟店情報の追加
- 実績・事例の更新
- 説明会情報の変更
を本部側で簡単に行えるように設計しました。
また、
「不動産FC」
「フランチャイズ 不動産」
「地域名+不動産 開業」
などの検索を意識したSEO構造を組み込み、
広告に頼らず見込み加盟者が集まる土台を作っています。
お客様とのやりとり
ヒアリングの中で特に印象的だったのが、
「オーナーが安心できるようなサイトに」
という言葉でした。
不動産業界・FC業界ともに、
どうしても不信感を持たれやすい分野です。
だからこそ、
このサイトでは売り込み感を極力排除し、誠実さを最優先しました。
公開後には、
「すごく良いサイトを作ってくれてありがとうございます!」
「問い合わせが来ました!!」
といった嬉しいご報告もいただいています。
公開後の学び
このプロジェクトを通して改めて感じたのは、
FCビジネスは、“信頼の設計”がすべて
ということ。
どれだけ仕組みが優れていても、
Web上で信頼できなければ加盟は起こりません。
だからこそ、
「言葉・写真・導線・構成」すべてを使って
“このFCは大丈夫”と思ってもらう体験設計が必要なのです。
伝えたいプロの本音
良いFCほど、実はWebで損をしている。
現場で真面目に頑張っているFCほど、
Webではその良さが伝わっていないことが多いと感じています。
だから私は、
「売れるサイト」よりも
「誤解されないサイト」を作りたいと思っています。
この不動産FCも、
中身はとても健全で、誠実なビジネスなのに、
それがWeb上では十分に伝わっていませんでした。
その“もったいなさ”をなくしたい。
それが今回の制作の原点です。
まとめ
不動産フランチャイズ事業において、
Webサイトは単なる会社案内ではなく、
“加盟判断を左右する最重要営業ツール”です。
これからも、
「本当に良いFCが、正しく伝わるWeb」をつくることを大切にしていきます。